おたるの家になるまで
- おたるの家 北海道
- Apr 26, 2023
- 4 min read
Updated: May 11, 2024
#FH開設までの道のり
ファミリーホームおたるの家(以下FHおたるの家)はFHの前に里親をやっていて、2022年9月末に里親登録してから今年の2月までの間で、合計11名のこどもたちを預からせていただきました。落ち着きの無い子、走るのが速い子、警戒心の強い子、感情的になりやすく発狂する子、頭の良い子、甘えん坊な子、夜泣きする子、すぐに手が出る子、おちょこちょいな子、ずっとおむつさんなど...みんな元気いっぱいで、それぞれに愛されるべき個性・特性ありました。
2022年7月、8月 里親研修
2022年9月末 里親登録完了
2022年9月末 一時保護で初めて子ども預かり
その中で子どもたちと接するうちに、「うまくいかなかった事」と「成功した事」がありました。あくまでも個人体験談なのでこういう時もあるんだなと軽く頭の隅に置いておいてもらえたら嬉しいです。
落ち着きの無い子はなるべく1対1で個別対応。
集団にストレスがあるのか?衝突がなくなり一気に楽になります。一対一で関わりが濃くなるので、とても大人しくなったように感じます。でもきっとただ感じるだけです。1人しか見ていないのですぐに対応できるというのも大きいです。
よく外遊びをさせる
うちで受けた一時保護委託の場合、子どもたちみな保育園などに行けない状況だったため、家にいる時間がほとんどでした。里親だった頃は時間が許す限り公園や雪山で外遊びに行きました。沢山外で遊ばせて、“べつの家” で暮らすストレス” や “家族に会えない寂しさ” を紛らわせたり、遊びの中での学び、里親との距離を縮めてうちでの生活が快適になるようになったら良いなと思ったり、、
無理強いすること
お風呂に入りたくない、頭洗うのが怖い、歯磨きが嫌...など。駄々をこねる子どももいました。そんな時、初めのうちはなんとか説得して時間をかけてどうにかやってもらおうと毎日毎日必死でした。でも、大泣きして、嫌がる子どもに無理矢理するのもなんだか心が痛くなるので、たまには頭を洗わなかったり、お風呂に入らない時があってもいいのかなと思い、特別嫌がる時は無理にさせないようにしました。無理にすると子どもも嫌な経験になってしまうし、里親も疲れてしまうので無理強いはしないです。
泣いてる・嫌がってる時にちゃんと理由を聞く
はじめのうちは兄弟喧嘩や1人でも子どもが泣いていると、すぐに干渉して抱っこしたり何があったか周りに聞いたりしました。でもそれって子どもの内輪の問題なので大人がそこまで強く関わる必要がないんじゃ無いかなと思うように。喧嘩の場合はできるだけ中立で、泣いている子にも怒っている子にも理由を聞いて「共感」してあげられるようにちゃんと話を聞くことが大事だと気づきました。
一緒に寝る/ または寝たふりをする
幼い子どもは特に1人で部屋に寝かせるよりやっぱり大人が隣にいた方がいいと思い、8時に寝る!と決めたら子どもと一緒に部屋で横になっていました。もちろん「寝るよ」と声かけするとあっという間に自分で寝てしまう子も中にはいましたが、ずっとおしゃべりしてしまって、こちらが手を繋いだりトントンしてやっと眠ってくれる子だっています。眠り始めたら私はこっそりその場を離れて作業するようにしていました。
料理を一緒に作る/ してる姿を見せる
本人が食べてくれるかは別として、外遊びができない時は特に一緒に料理をしたりしてました。小さいナイフ(包丁でないカトラリーの)で豆腐を切らせたり、白玉を作ったり、野菜を洗ったりなど、簡単なことでも子どもにとっては時間がかかるかもしれないし、上手にできたねと褒めたり、ハートの形にしてみたなど想像力を働かせて楽しそうでした。また、一緒にしなくても魚を捌いたり、作ってる姿を見てるだけでも面白いと言ってくれる子もいました。
他にもいろいろこれから子どもと関わるうえで出てくると思うのでその都度更新できたらなと思います!次回は初めて委託を受けた時のことをお話します!
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